フォロワーさんおすすめのゲーム「縁がわ男子とけものたん」のメインストーリーをプレイし終わったので、その感想をまとめたいと思います。
陽太郎という青年が疲れたときにキャラメルをくれるらしい、という噂しか知らない状態で始めたのですが、いまは完全に「陽太郎は人生の師」という気持ちでいます。
本当にすごいゲームです。
無料分のプレイ中
ネット上で「このひとのセンスは信頼できるな」と思った人がおすすめしているものはなるべく摂取したいと思っているので、まずは無料分をプレイしてみることに。
ちょうど親知らずの抜歯手術前後だったのですが、えんだんを無心でプレイすることで痛みや不快感を紛らわせてかなり助かりました。
どっちがいいとかじゃなく、一緒に暮らしている人が淹れてくれるお茶とお金を払って喫茶店で飲むお茶とは全然ちがうんだなって。ゲームだから実際にお茶が出てくるわけじゃないんだけどね。当たり前のようにお茶を淹れてくれようとする陽太郎の優しさに「私が欲しかったのこれだ!!」って泣いちゃう。
— あさひ (@yb00cp) June 23, 2023
あとお茶いりませんって断ってもフラットな対応してくれるところも好き。怒ることも残念がることも、もしかして体調悪い?と変に焦ることもなく、いまはお茶を飲む気分じゃないんだな〜って事実をただ受け止めてくれるところがすごく安心できる。
— あさひ (@yb00cp) June 23, 2023
事象としては「お茶を淹れてくれた」なんだけど、そのこと自体というよりもそういう優しさのあり方がすごくいいなと思うし自分もこういう人になりたいなと思うよね。
— あさひ (@yb00cp) June 23, 2023
この時えんだんを通して自分がほしかった「優しさ」の輪郭がはっきりと分かって、内心かなり動揺していました。
ほしくてもすぐに手に入るものでもないしね……。
でも、陽太郎はお茶を淹れてくれるわけだし、まずは私自身がそういう人になれるように頑張ろう。
「お茶がいりません」と断られても「そうなんだね」とフラットに返せる自分になろう、と。
思えばこのあたりから陽太郎のことを「人生の師」として見始めた気がします。
あと、これは大好きななすを焼いてくれると言われてうれしくなっちゃったツイート。
個人的になすを焼くのって意外と面倒だなと感じることが多い、かといって外食で焼いたなすがメニューにあることも少ないので、さらっと「焼くか」と言ってくれる人が傍にいるって幸せだろうなぁと思いました。
クリア後?にプレイ開始時の縁側にいる陽太郎がこちらを振り返っているイラストになる演出も良かったですね。
夜更かしのプレイ中
サマーセールで「ストーリー堪能パック」がお手頃価格になっていたおかげで夜更かしと贈り物のストーリーも見ることができました。
太っ腹な運営さん、その節はどうもありがとうございました!
この時点では完全に虎目線で「じれったいなぁ!もう!」という気持ちでふたりを見ていました。
でも、大好きな人と一緒に暮らしていて、毎日会えて、大切な家族みたいな存在で……ってなったらあえて結婚する必要もないのかもしれないな、と。
だからこそ、きっかけを与えてやろうと言わんばかりに虎や村長は圧をかけてくるんだけど、そういうことをすればするほど陽太郎は「こういうことは自分で決めないと意味がないから」と頑なになりそうだな、というようなことを思っていたんです。
夜更かしのプレイ後
夜更かしプレイ後、というか夜更かしの「再会のごちそう」を見る前と後とでは陽太郎とニラちゃんの関係性に対する解釈ががらっと変わって、ぎゃ〜〜っ!!とひとりでのたうち回っていました。
えっ、じゃあ、これまでも「もう寝ちゃうんですか?」「夜更かししちゃうましょう!」で暗転した後のふたりの間ではいろいろあったってこと……??
ふたりとも再会した時点でもう事実上結婚しているというか、ただ籍を入れていないだけというか、えっ、じゃあなんで一緒に寝てないの??
そういうのはけじめが大事??それもそうか……と大混乱。
ここで書いても誰にも伝わらないんだけど、後続の方に私が言えることはただひとつ。
後で課金しようってなりがちだけど、ストーリーが気に入ってて最後までプレイするだろうなと思った時点で課金しよう。
陽太郎とニラちゃんが再会した、まさにその時にこのストーリーを見た方が感動したと思うから。
とはいえ、課金分のネタバレをTLに垂れ流すわけにはいかなくてつぶやいた感想がこちら。
陽太郎はひとり暮らしだったときも、ニラちゃんが病気だったときも、それから元気になってからも、自分がけものに憑かれたときでさえ、いつもと同じようにごはんを作って、配達して、畑仕事をして、本を読んで、たまに休憩して、っていう暮らしのベースを崩さないじゃないですか。
たぶん村の人の力を借りながらずっとひとりでもこうやって淡々と暮らしていく力のある人なんだと思います。
その上で、ニラちゃんとずっと一緒にいたいって思った時に、当然のこととして一緒に生活を回してくれる感じがすごくすごくすごく素敵だなと思いました。
愛情って言葉とかキスをするとかそういうことじゃなくて、暮らしのなかでどう接するかなんだということが初めて実感として分かった気がしています。
私はこういう人になりたい。完全に「人生の師」ですね。
贈り物のラインナップがすごい
ストーリー堪能パックを買うまで贈り物のページは薄目でしか見てなかったんですけど、「コーヒー」とか「花束」とかそういう真面目なのに混じって「下着」とかニラちゃんの服とかがあってめちゃくちゃ笑いました。
ニラちゃんがメイド服を着ることが陽太郎にとっては贈り物になるんだ、って考えるとすごいことですね。
ありがとう、こういうの大好きです!
最後に
まさかゲームの中で人生の師と出会うとは思ってもみなかったけれど、私も陽太郎のような強くしなやかな心と足腰を手に入れるべく毎日運動するようになりました。
自律神経って目の前にいる相手と同調するらしいし、サカモトで鍛えてもらおうと思います。
まだ「約束ノ頁」と「アルバムノベル」は見ていないので、これからもプレイするのが楽しみです!